VIVIO
【保存版】ヴィヴィオ RX-R 5桁メーターの都市伝説
当時のスバル、ヴィヴィオの開発チームは、軽自動車を10万キロ以上も乗り続けることを念頭に置かなかったのでしょう
いたとしても、ごくわずかでしょうし、レアケースと捉えたと思われます
ですから、10万キロの桁を増やしてコストを上げるより、合理性を選んだと思われます
それは企業としてごくまっとうな思考経路ですし、妥当な考えです
でも、多分発売してから指摘されたのでしょう
すぐに6桁のメーターに直されました
ということで、5桁のメーターが付いている車は、ヴィヴィオA型でも、最初期型だけのようです
知らない人は、「30年前の軽の走行距離が、なんと1万キロ余り!」と思うでしょうか?
否、思わない(笑)
話は飛びますが、メーターの桁が5ケタでも6ケタでも構わないのですが、こと5ケタメーター車は、私にとっては、ちょっと特別な存在なのです
それは、例の都市伝説
「RX-Rの、A型の、超初期型の、DOHCの、5桁メーターの車輛は、乗っているカムシャフトが違う」
というものです
部品屋の観点からわかっていることを述べますと、
インテークカムシャフト 13121KA000
エキゾーストカムシャフト 13128KA000
RX-Rに関しては、アプライドにかかわらず、全年式、この品番しかありません
この一種類だけです
ちょっと気になるのが、純正品番でよく言う、「追番」または「品番変更」がないことです
わかりやすい例で例えますと、DOHCエンジンの、エキゾーストバルブ
ヴィヴィオの持病で、よく欠けたり溶けたりする、アレです
ヴィヴィオに限らず、パジェロミニの4A30エンジンとか、ミラ・ムーヴのJBエンジンとか、軽自動車4気筒DOHCエンジンに見られる特有の故障です
ヴィヴィオDOHCエキゾーストバルブの品番変遷
13202KA231
↓
13202KA232
↓
13202KA233
↓
13202KA260
最終品番のKA260は、ステラやR2と一緒です
とにかくよく欠けますので、おそらく熱対策、強度対策で、品番を替えるたびに部品の熟成度を上げていったものと思われます
話はそれますが、エンジンオーバーホールをされる方は、エキゾーストバルブはこの最終品番のものに交換されておくことをオススメします
(注文すれば、自動的に最終品番のものが供給されます)
※注:最終型が一番いいとは限らないのも、部品ではよくあることです
むしろ素材やコストを下げている場合もあったりします
例えが長くなってしまいましたが、同じ部品でも、形状や強度・統合や対策などの変更がなされると、純正品番は尻番(ケツバン)が変わっていくものです
これは部品業界では常識で、どのカーメーカーでも、ほぼ同じです
翻って、カムシャフトですが、品番の変更がまったくないのです
部品屋の見立てでは、OEM装着時と、アフター供給時で、部品はまったく同じ、と言う結論になってしまいます
ですが、現実、この目で確認しました
ROCKのミーティングで何年か前、シフォンさんが持ってきた、アレ
カムシャフト2本並べて比較したものですが、確かに少し、カムの出っ張りの位置というか高さというか、が微妙に違っていました
ハイカム?
私の見間違い?
どんどん長くなってしまいますからこの辺にしますが、この都市伝説を確認したい、というのが素直な私の気持ちです
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V@m ROCK MEETING 2019.6.29 1/5 次のページ< >前のページ 全部協 第6回通常総代会 2019.6.19