【整備679】リヤディスク化への道 12 ﾋﾟｽﾄﾝ分解

ピストンの中身を分解します

とめているスナップリングを外します

中をつまんで引っ張り出そうとしますが、これがなかなかしっかり入っていて取れません

ふと気がついて、相手方のねじ切り棒を突っ込んで引っ張り出しました
これなら楽です
ズボっといい音させて抜けてきました

ようやく、ピストンはいつも見るピストンらしい形になりました
それにしても、なんでこんなにゲソが入っているのでしょう

こんな先にまで、ブレーキオイルが回っています

中を見ると、
一度オーバーホールしたのでしょうか？
それともＯＥＭでくみ上げた時に塗布したのでしょうか？

グリスの塊がフルードに溶けずに残っています

中身のゲソには、こんなにワッシャー類がついています

ボッチつきワッシャー、平ワッシャー、波打っているウェーブワッシャー、そして最後にまた平ワッシャー

不思議な作りです

ゲソの頭に、カップがついています
これも交換部品ですので、替えます

ん？

よく見ると、右側に小さな穴が開いています

ん？

ピストンの中身を拭きあげてこちらも良く見ると、奥の方に小さな穴がひとつ、開いています

綺麗な円ですので、キズとか腐食じゃなくて、意味があって人為的にあけられたもののようです
 

外から見ると、スラッジというかゴミというか、古いグリスで穴がふさがれています

ここのくぼみは、ピストンブーツが被るところです

多分、と言うか、きっと、この穴は開いていなければならないのでしょう
ゴミがふさいでいるのであれば、ちゃんとあけておかなければ