【整備213】フライホイール軽量化加工・面研 その2 重量測定・研磨
目的 | 修理・故障・メンテナンス |
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作業 | DIY |
難易度 | ★★★ |
作業時間 | 12時間以上 |
1
肝心の、重量を測定しておくのを
うっかり忘れるところでした
ご覧のとおり研磨前は、4.4kg
家庭用のヘルスメーターですので、100g単位までしか量れませんが正確には4.35kgのようですので、四捨五入されていると思います
3
まず裏側の広い面を削っていきます
次に、大外のリングギヤに近いところ、クラッチカバーのボルト穴が開いているところが最も出っ張っているので、そこも削ります
少なくとも5mm削っても、クラッチカバー固定ボルトは顔を出さないのは確認してます
6
こんなに削って、やっと4.1kg
・・・う~ん
大外の高さは、すでにリングギヤ面と同じ高さまで削ってしまいました
もっと軽くするには、内側の広い面をもっと深く削り込むしかないのですが、そうすると、表面、クラッチ面の高さは十分にあるのに、裏側ばかり深底になって、スラスト面でのバランスが悪くなるような気がします
第一、クランクボルト周辺は薄いので、強度が心配になってきます
ではリングギヤの周辺はどうかというと、エンジンスタートの時にセルモーターのギヤが飛び出して負荷がたくさんかかるところなので、薄くしたくはありません
もしギヤが割れると、一体式のためフライホイール交換ということになりかねません
そうなれば、軽量化した意味がないばかりか、逆効果になってしまいます
また同じ重量でも、円の中心付近が軽いのか、円周側が軽いのかで、
トルクや慣性が変わってくると思います
いろいろ考えた結果、同じ重量で強度が保障されるなら、円周付近が重い方がい いと私は結論つけました
・・・長くなるので、別項目にしましょう
裏側をバリバリ削れば、もっと簡単に軽量化できるとふんでいたのですが、ちょっ と考えが甘かったようです
7
表側は、リングギヤまでの高さは十分にあります
削り代(しろ)はたっぷりあります
ピンさえ外れれば、簡単に表面を研磨できます
クラッチディスクのフェーシング材のカスもこびりつきも、ついでに綺麗にできます(摩擦係数を考慮するとそれ自体は悪いことではないと思いますが)
裏側は、もうこれ以上削りたくはありません
ということは、フライホイール軽量化は300gで終わり・・・ということになります
いや、やはり目標必達です
この位置決めのピン2つさえ取れれば、すべて解決するのです
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