【整備202】エンジン腰下OH その13 ｼﾘﾝﾀﾞｰﾌﾞﾛｯｸ･ﾋﾟｽﾄﾝ･ｺﾝﾛｯﾄﾞ煮込み洗浄

エンジンをひっくり返して、ヘッド面を綺麗にしていきます

ヘッドが助っ人・・・失礼
ヘッドガスケットの残骸が張り付いていて、なかなかひどい状態

こすっていくと
垢のようにボソボソはげていきます
すごい量です

やってもやっても、まだまだ取れます
16年分の垢です

適当なところで切り上げて、前側部分も綺麗にします
ウォーターポンプ本体が水を回していた所だけは、光ってます

キャブクリーナーで攻撃しますが、多少綺麗になっただけ
シリンダーごと煮込みたいのですが、入れ物がありません

オイルポンプから出る、オイルの通路にＯリングがついてます
相変わらずカチカチのプラスチック状態です
これも勿論交換します

エンジン洗浄はあきらめ、ピストン・コンロッド・ピストンピン・コンロッドキャップの洗浄に移ります

こちらも相変わらずですが、煮ます
もう洗浄剤が底をつきかけてます

薄めの洗浄液にパーツを漬けて、指を入れたら「アチッ！」となるくらいの温度まで上げて、後は余熱で蒸らします

コンロッドは水面から出てしまうので、時々割り箸で上下を入れ替えます
お互いの部品がぶつかって傷がつかないよう、注意します
また、わからなくならないように、ちょっと手間ですが、1シリンダー分ずつ煮込みます
時々引き上げて、汚れ落ちの状態をチェックし、ブラシなどでこすって、また漬けます
温度が下がってきたら、少し煮込んでまた余熱