【整備143】ｼﾘﾝﾀﾞｰﾍｯﾄﾞOH その16 バルブスプリング交換

ここまでやったら、バルブスプリングを新品に交換した方がいいということを数名の方にアドバイスいただきました

見た目には問題ないように見えますが、距離も走ってることもあり、正規の加重レートは保持できない可能性を指摘され、
また、高回転時などにヘタっているスプリングは早くサージングを起こすことなどもあり
せっかく組んでもらったバルブですが、もう一度バラしてスプリングを交換します
 

新品のスプリングには、片方に少し色がついています
取り付け時には助かります

品番は、16本全部同じです
 

ひとつ外してみて、新品と長さを比べてみます

・・・同じ長さでした

ヘタってはいなかったということになると思いますが、スプリングは新品が来ているので、せっかくだから換えます

外すのは楽勝です
ヘタな私でも、2度目ということもあり、簡単にできます
バルブスプリングコンプレッサーの使い方も慣れました

わからなくならないように、一個外しては一個取り付け、という感じでやっていきます
スプリングの、巻きの細かい方が下側だったはず

精密ドライバーセットのなかに、こんな便利な磁石が入っていました
多分、この時に使うのが最高の使い方、のような感じです

問題は、取り付け
コッターがなかなか入らず、一つやるのに1時間もかかってしまいました
難しいとは予想していましたが、こんなにイライラするものだったとは・・・
単純計算で、16時間もかかってしまいます

ところがどんどん慣れてきて、残りのインテーク側7こは、なんと50分で完了しました
早いのか遅いのかわかりませんが、学習したことだけは確かです

交換した場所は、一度指でスコスコ押してなじませて、バルブリフターにあたる天辺にＡＳＰを塗りました

片側のエキゾースト側は、8個を40分で終了しました
作業というのはいつも、最高に慣れてきた頃に終わるものです

ほこりがつかないように、袋に入れて保管します
もうすぐ取り付け・・・のハズです